長崎の産婦人科医会がカンガルーケアの注意喚起へ(産経新聞)

 出産直後の赤ちゃんを母親が胸元で一定時間抱く「カンガルーケア」(KC)について、日本産婦人科医会長崎県支部が県内の開業医らに実施上の注意点をまとめた通達を出すことが31日、わかった。長崎市内で昨年12月、KC中に赤ちゃんの呼吸が止まった事故を受けた措置で、4月上旬にも文書をまとめる。

 通達は、母子関係の向上や母乳育児の促進などに有効とされるKCについて、実施中に赤ちゃんが呼吸停止や心肺停止に陥り、死亡するケースもあることを指摘し、産婦人科医に対し、事前説明と保護者から同意を得ることを求める。その上で、KC中は看護師や助産師がそばで見守り、赤ちゃんの呼吸状態などを観察できる機器を導入することを促す内容となっている。

 同支部は、4月11日に開かれる支部総会で参加者らに通知し、県内の産婦人科医に文書で通達を出す。牟田郁夫支部長は「KCの問題点について十分に認識した上で実施してもらえるよう注意を喚起したい」と話している。

 長崎市では昨年12月9日、産婦人科医院でKC中の男児の呼吸が止まり、別の病院のNICU(新生児集中治療室)に搬送されたが、脳機能障害で意識不明となっている。

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